2011年6月24日金曜日

「まえがき」だけでも、読む価値あり 「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」

「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」読了。

面白かった。

荒木飛呂彦の「見識」が面白い。
これだけの「見識」を持った人間が描いた「ジョジョの奇妙な冒険」が、面白くないわけがない。

「ジョジョ」は、生まれるべくして生まれた作品だったとしか、言いようがない。

逆に、この本を読んで「ジョジョ」を読み直すと、新たな発見ができるに違いない。まだ、読み返してないけど、間違いない。

この本は、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズを読むための副読本である。



 それならば、「荒木飛呂彦」も、「ジョジョの不思議な冒険」も知らない人は、読んでも面白くないのか?

大丈夫。

文章自体は、優しく語りかけるような口調で読みやすい。この口調にも、荒木氏の人柄が現れている。それぞれの映画の面白さが、分かりやすく紹介されている。ポイントも絞られていて、簡潔だ。



それでも、読むには抵抗があるという人がいるかもしれない。
そんな人も、本屋で見かけたら「まえがき」だけでも読んで欲しい。
特に”かわいい子にはホラー映画をみせよ”と小見出しのついたところは、秀逸だ。
ホラー映画規制論に対する、きちんとした優しい主張をしている。
この部分だけでも、読む価値がある。


つまるところ、誰もが読んでも損はない本なんです。

おすすめ。