2011年8月10日水曜日

まずは、笑顔を見せよう


診察の最後は、自分の笑顔で締めないとね

統合失調症にしろ、他の精神疾患にしろ、症状が重くなってくれば、診察室で取り上げられる話題も湿りがちになる。

眉をひそめながら、本人や家族の口から出てくるのは、不安の現れであったり、行きどころを失った怒りであったり、negativeなものしか出てこないことも……
お互いに、どうしようもない重い荷物を背負ったような、そんな雰囲気が漂ってしまう。
そんな診察の後には、暗い顔をして診察室を後にしていく姿を見送ることに。
そんな光景をみると、こちらの気持ちも沈んでしまう。


そりゃ、たちどころに症状が改善・消失してくれる魔法の薬があれば、みんながハッピーな気持ちになれるんだろうけれどね……


だから、そういう重たいものを、一度はこちらが引き受けないとね。
ただ、それだけでは足りない。

重たいものがなくなった分、何か明るいもの、軽いものを診察の場に生み出せればいいのかしらん。
最近、そう思うことが多くなった。

その場しのぎになることも多いんだろうけれど、まぁ、それでもいいじゃない。
そういったものが、何もないよりは、大分マシな話だ。



治療方針を決めるのには、まずは治療目標を決めるように、一回一回の診察のゴールを想定したほうがいいのかしらん。
ゴールを目標にした診察の流れを作ることを意識する。
というか、意識するだけで、診察の流れは違ってくるはず。

「診察の最後には、少なくとも自分が笑顔でいられる」
とりあえずは、このあたりをゴールに定めてみようかしらん。