2011年10月26日水曜日

励ましたらいけないのは、なぜ?


「だって、元気のない人を励ましたって、上手くいかないでしょ。」



自分のTwitterのつぶやき。
「うつ病の患者を励ましてはいけない」というフレーズは、世間一般に浸透した。じゃぁ、「何故、励ましたらいけないのか?」と問われて答えられる人は、どれくらいいるのだろう。ちょっと、気になる。

冒頭の一言、それがつぶやきに対する答え。



もう少し、説明を付け加えていく。


まず、大切なことを一つ。
これは、あくまでも内因性単極性うつ病(以下、今回の記事中は「うつ病」と表記)の話
だからね。



「精神運動抑制」が、どれくらいあるか。
「うつ病」では、この評価が一番大切。というか、これが「うつ病」の本質
病状が強いということは、「精神運動抑制」が強い状態。

「精神運動抑制」が強いとは、頭の中の元気が無くなっていることを意味する。

「元気があれば、何でもできる!」 これは正しい。
「元気が無いと、何もできない」 逆も、また真である。


ところが、往々にして「うつ病」の人は、「私が、○○しなければ」みたいな使命感のようなものは衰えない。その使命感を背負って、行動しようとする。
ほんとうに必要なのは、「行動しないこと」という休養なのに。

周囲の「励まし」は、使命感を正当化する。そして、より強く行動をさせようとする。
「何もできない」時は、どんなに頑張っても上手くいくはずがないのに。



「うつ病」の人が治るために必要なことは、何はさておき「休むこと」である。
その方向に働きかけていくのが、治療的な行為のはずだ。

「今は何もしないことが、必要なことです。同じ頑張るなら、頑張って休みなさい。あなたの周りの人も、そのほうが安心します」
時々、これくらいのことを言ってしまうんだけど。
これって、ダメですかね。



リラックス / june29