2011年11月17日木曜日

「アップルシード」が好きだった自分には、大満足: 映画「バンテージ・ポイント」


映画「バンテージ・ポイント」

うん、素直に面白かった。満足したよ。



パッと見たら70点、よく吟味してみたら85点のネタを、120%のクォリティで作り上げた映画だね。

アメリカ大統領狙撃前後の一定の時間を、複数の登場人物の異なる視点によって描く作品構成が、この作品のミソ。
これを活かしつつ、作品のテンポを上げるために、登場人物の背景描写が最低限になっている
気になる人は、それが説明不足に見えるかもしれない。

だが、それがいい。


登場人物の背景を推察するために必要な最低限の情報は、映画の中で提示されている。
それを自分の頭の中で補っていくのが、楽しい。

だから、2度、3度見なおしても、十分に楽しめる。


それから、登場人物の多くが、一流のプロフェッショナルとして行動しているのもいい
プロ同士のせめぎ合いは、スリリングで気持ちいい。


この楽しみ方って、士郎正宗の「アップルシード」シリーズを読んだ人ならわかるんじゃないかな。


うん、とても満足した。




ところで、狙撃される大統領をウィリアム・ハートが演じていたのに、しばらく気がつかなかった。
当たり前だけど、大分老けたもんだなぁ。

自分の中では、ウィリアム・ハートって、「ブロードキャスト・ニュース」とか、「愛は静けさの中に」とかのイメージから、どうも成長していなかったようだ。