2012年1月13日金曜日

twitterの仮まとめ 「ガードの固い相手への戦略」


抑うつの患者さんに対して、「労る」というアプローチを試みることがある。
ただ相手によっては、それがなかなかに難しい時も。

例えるなら、柔道の試合で、ガードが固くて、襟を掴むどころか、まともに組んでさえもらえない相手と試合をしているような感覚。


IMG_2822 / Tony Tseng


そんな場合は、二つのことを気をつける。

一つは、焦らないこと
その時の診察だけで結果を出そうとしないで、次回の診察に勝負を持ち越すような方針に変更する。
まったく相手にしないのは、戦う意志がないとみなされることになりかねない。
だから、軽い手数だけは出しておく。

もう一つは、ガードを崩す技を仕掛けておく
具体的に言えば、とにかく睡眠をとらせるような処方をする。
睡眠をとらせるだけで、心のガードを緩めることには有効。
だから、(軽い)鎮静・睡眠優先の処方にする。
抑うつだからといって、抗うつ薬を慌てて使わない。

こういった戦略(?)で対応したほうが、比較的無難な形で治療が進むような気がする。


とはいっても、思うほど上手くいかないこともあるので、もう少し改良する余地があるはず。
ということで、現在のところではまだまだ模索中なのです。