2012年2月16日木曜日

「どうして、ここに来たの?」


外来で、初診の診察をする時に、自分の中で気をつけているポイント。

「今、一番困っていることは何ですか?」という主訴の確認。
それと、
「この病院に、今日、やってこられたのは、どうしてなんですか?」という来院経緯の確認。


時々、この二つを一緒にして考えている人がいる。
それは、ちょっと違うと思う。似ているところはあるけれど、別のもの。


主訴の確認は、基本中の基本なので、今回は割愛。


身近の医師が診察しているのを聞いていると、来院経緯の確認をしている場面は、案外少ないなぁと思っている。
診察を聞きながら、「すごくもったいない」と、いつも思っている。
えぇ、時々他の医師の診察に聞き耳をたてていますが、それが何か……


Pennsylvania School Counselors Association Conf. / ArmyStrongPA


来院経緯について話をしていくと、これからの治療を組み立てるためのヒントが出てくることも。

家族の中のどの人が発言力が強いかとか、治療に理解を示してくれそうとか、いろいろと見えてくるものがあるから。

ヒントを手に入れるところまでいかなくても、診察で見えてくる範囲も広がる

別に、初診の診察に限らず、いろいろな場面で聞いてみてもいいと思う。
改めて確認することで、お互いに治療の理解が深まるはず。

来院経緯を聞くのって、なかなか面白いよ。