2012年3月20日火曜日

童話:ダイエットがしたい娘


昔々、ある町に若い娘さんがいました。
娘は、森の中にいる長老のところに相談にやって来ました。


「長老さん。私、ダイエットがしたいんです。太っていると病気になりやすいって、町のみんなは、そう言ってるの」

長老
「それは、いい心がけだね。うん、そうだな。お前さんは、3時にオヤツを食べていないか?そうだろう。まず、オヤツを食べるのをやめたら、どうかな?


ええっ!そんなこと、できないわ? オヤツを食べるのって、とっても幸せなの。それは、無理、無理」

「私はね、森にいる長老さんなら、やせるための良い薬草を知ってるって聞いたの。それをちょうだい。」

「でもね、私って、見てわかるでしょ。とっても、デリケートなの。強すぎる薬草って、体に合わないのよね。そんなこわい薬草は、よしてくださいね



homemade herbs / spanginator


長老
「やれやれ。じゃぁ、とっておきの方法があるから、教えてあげよう。それなら、薬草は使わなくてもやせられる


「ほんと、そんな方法があるの。教えて、やってみせるわ」

長老
「簡単じゃよ。お前の家には、秤があるだろう?毎朝起きた時に、秤に乗って、自分の重さを確かめるんじゃ。それを紙に書いておきなさい。毎日それをやって、ごらん。そうだな、10日くらいしたら、それを見せにおいで」


えーっ、そんなの無理、無理。私って、朝は苦手だから、そんなことできないわ」

長老
「朝がダメなら、寝る前でもいいんじゃ。毎日書きとめるのが、大切なんじゃ


それも、無理、無理。寝る前って、心を落ち着ける大切な時間なの。体重のことを気にしてたら、眠れなくなっちゃう。美容にわるいじゃないの」

そんなことより、いい薬草をだしてよ。薬草を飲むだけなら、私にだって、できるから

「でもね、きちんとしたのをちょうだいね。町の人が言ってたのよ。薬草を飲んだのに、ひどくなった人もいるから、長老には気をつけろって。私知ってるんだからね。わかった」

長老
「ところで、噂を聞いたが、お前さん、となり町の男のことが好きらしいな。彼の好みとか、いろいろと知っているんじゃが、その話は聞きたくないか?」


「……、そんなこと、あなたには関係無いでしょ。私は、やせて、キレイになりたいの。そしたら、どんな男も、私を振り向くでしょう。そんなことも、わかんないの?」

あなたは、いい薬草をだしたらいいのよ。本当に、困った人ねぇ

長老
「やれやれ……」



教訓:……、

誰か、良い教訓を教えて下さい。