2013年7月17日水曜日

チラシの裏 : 妄想の作られかた

頭の中には、現実に起こった複数のエピソードの数々が、記憶としてストックされている。

「印象深いもの」という基準で、記憶の中から、ランダムにいくつかのエピソードを頭の中で選ぶ。そのバラバラのエピソードが一連の物語になるように、無理やりストーリーを作る。

頭が苦心惨憺して作り上げた結果、妄想という名のストーリーが生まれ、ストーリーを支えるための世界も、同時に生まれてくる。

そのストーリーや世界は、膨大なエネルギーを注がれて作られたものだから、当然、本人にとって受け入れやすくて、他人からの修正を許さない。

「事実の集まりであっても、(その人にとっての)真実は一つではない」

妄想については、こういったスタンスで、自分の中で理解している。




アルツハイマー型認知症の患者さんの診察をしながら、やっぱりそうだよなぁ、と再確認していました。