2013年11月27日水曜日

正解は「神様だけが知っている」


大きなアクシデントが発生しない内に適切な対処をしていく。その結果、何事も無い日々が続いていく。
これが、リスク・マネージメント的な考え方での理想的な対処方法。

この方向で考えると、些細な症状の段階で適切な対処をしていく。そうすることで、大きく症状が悪化することがない生活が送れるようにする。これが、理想的な治療の展開になるのかしらん。



PMBOK Cafe Risk Management (1) / Robert Higgins


「うつ病」と言い切るまでには至らないが、そこそこの抑うつ状態の患者さんへの治療について考えてみる。
軽い抑うつ状態なんだけれど、なんだかこじらせそうだなぁと判断した時の治療と言えばいいのか。

多くの場合、抗不安薬を中心とした薬物療法が選択されるように思う。
でも、自分の場合、抗不安薬への依存傾向が出てきた場合とか、症状が進行して抗うつ薬を必要とする展開になる可能性とか、マイナスの要素を、わりと気にしてしまう。
ということで、明確に「うつ病」と診断していなくても、抗うつ薬中心の治療を試みることがある。わりと良くなるケースも多いし、本格的な「うつ病」の治療に比べても、投薬量も少なかったり、服薬を続けてもらう期間も短くてすむ印象。
しかし、患者さんからは、「病院で薬をもらったけれど、あんまり効いた気がしない。今も、私は元気でいる。だから、あの薬は必要ないのに飲まされた」と解釈される場合もあるんじゃないのかしらん。

確かに、「これが教科書的に適切な診断・治療なのか?」というと問われると、自分も「うーん」と、ものすごく悩まざるをえない。過剰診断、過剰治療と判断されても仕方ないことは認める。
それ以外にも、第三者から批判されてもしかたがない部分もあるだろうし。「後医は名医」バイアスなんてのもある。

どちらの治療が正解だったかは、「神様だけが知っている」んじゃないかなぁ。

こういうのに、明確な答えと、答えの出し方がはっきりしていると楽なのかもね。
でも、楽かもしれないけれど、面白くないかも。なんてことも考えてみたり……



"Jesus I trust in you..." / Art4TheGlryOfGod