2014年8月13日水曜日

どんな手段を使っても、コントロール出来たら勝ち


いつものヤンデル先生のツイート。

上記ツイートから始まる連続ツイートをまとめられているのが、次のリンク。

病理医ヤンデル先生による「アレルギーと免疫について」

「アレルギー」について、ヤンデル先生らしい切れ味のある説明。アレルギーのことを、わかっているつもりでも、ちょっと読んでみて損はない。
「アレルギーと免疫とステロイドって、一体どんな関係?」と聞かれると、相手によっては、なかなか説明が難しくなってしまう時がある。こういった切り口があるというのを知っていると、引き出しが一つ増えることになる。


「元々人間の体に備わっているシステムは、害がない。それを外部から操作するのは、問題がある」と信じ込みすぎると、落とし穴にはまりやすくなる

”コントロール不良に陥ったシステム”が問題になる病態がある。これに対しては、外部からの手助けを加えたほうが良い場合もある。


binaural-beat-digital-drug / digitalbob8

精神科でいえば、統合失調症に対する薬物療法が、それにあたる。
統合失調症の症状を陽性症状、陰性症状と分類することもある。これは、突然症状が現れたり、無くなったりするという意味ではない。
元々備わっている能力が、過剰に働いたり、上手く機能しなくなったりした状態と考えたほうがいい。つまり、脳の働きがコントロール不良になっていると考えてもいいだろう
実際の診療やスタッフなどへの教育の場面でも、そう説明している。
そこで、脳の働きを上手くコントロールできるようになるために、薬物療法として抗精神病薬を使う
自分も正直言って、抗精神病薬を使えば、どんな統合失調症の患者さんでも、症状が上手くコントロールできるとは思っていない。
でも、薬を使わずに、患者さん自身に「自分の力で、症状を抑えこんでみせろ」とは言えない。
だから、考えられる範囲でベストの薬の使い方を考える

その薬物療法を受け入れる決断するのは誰かといえば、患者さんと、その近しい人になる。治療は、患者さんのためであり、もう少し範囲を広げると、その近しい人のためになされるべきだから。

だから、最後になされた決断に、異論を挟むことはしない。それまでに、十分に意図を伝える努力が問われるだけなんだよね。